コーポレートガバナンス・コード(CGコード)の改訂(2021年)

成長戦略フォローアップの閣議決定

 2020年717日に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」においては、「コーポレート・ガバナンス改革の推進」として、

コーポレートガバナンス・コード」について、更なる中長期的な企業価値の向上を目指し、事業ポートフォリオ戦略の実施など資本コストを踏まえた経営の更なる推進(上記ⅲの事業再編を促進するための実務指針との連携も検討する。)、上場子会社の取扱いの適正化を含むグループ・ガバナンスの強化、監査の信頼性の確保、中長期的な持続可能性(サステナビリティ)についての考慮や社外取締役の質の向上などの論点につき検討を行った上で 2021 年中に改訂を行う。

とされていました。

フォローアップ会議の再開

 この2021年中に予定されるCGコードの改訂に対応して、令和21020日に、金融庁と東京証券取引所が共同事務局を務める「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(第20回)が再開されました。

 これは、平成31410日以来の開催です。

フォローアップ会議で議論される事項

 この「第20回フォローアップ会議でご議論いただきたい事項」として、次の5つの項目が挙げられています。

  • 資本コストを意識した経営(現預金保有、政策保有株式の在り方等)
  • 取締役会の機能発揮(社外取締役の質・量の向上、ダイバーシティ等)
  • 中長期的な持続可能性(サステナビリティ、管理職等におけるダイバーシティ等)
  • 監査の信頼性の確保(内部監査部門から経営者及び取締役会等に直接報告を行う体制の構築等)
  • グループガバナンスのあり方(グループ全体としての経営の在り方、上場子会社の一般株主保護等)

 これらは、今までのフォローアップ会議等で、ガバナンスの課題として提起されていたものです。

 しかし、この第20回会議における事務局資料においては、

「コロナ後の経済社会を見据えた上で、新たな課題の追加や優先順位の変化等、どのような検討課題の見直しを行っていくことが考えられるか」

と付記されており、コロナ後の企業変革に対応したガバナンスの議論が行われることが期待されています。

ページトップへ